AI駆動型 野生動物検知・威嚇システム

農地への鳥獣害を24時間自動監視・防除する次世代ソリューション

設置例(忌避剤噴霧機付きフルセット、固定式スタンド) ※軽量可搬スタンドもございます。


製品概要

Smart Agri Vision(S.A.V)は、最新のエッジAI技術を活用した野生動物自動検知・威嚇システムです。Hailo-8L(13TOPS NPU)とYOLO11nベースの専用学習モデルによる5段階AI検証パイプラインで、高精度な検出と誤検知防止を両立しました。

主な特長

  • 5段階AI検証: YOLO11n + MegaDetector V6 + 専用モデル + SpeciesNet + Web閾値による多層検証
  • 専用学習モデル: 日本の野生動物6種に特化した高精度検出
  • 完全自律動作: クラウド不要のエッジ処理
  • 24時間365日: 昼夜問わず自動監視・威嚇
  • クラウド連携: リアルタイム通知・遠隔監視対応

5段階AI検証パイプライン

順次ロード方式による高精度検出

独自の順次ロードパイプラインを採用。4つのAIモデル + Web閾値判定の5段階で多角的に検証することで誤検知を大幅に削減しています。

5段階AI検証パイプライン
5段階AI検証パイプライン

誤検知防止のメリット

従来方式5段階検証方式
単一モデルで判定5段階で多角検証
背景を動物と誤検知MDV6で背景除外
種の誤判定ありSpeciesNetで種確認
人間への誤威嚇リスクYOLO11nで人間優先検出

検出対象動物

日本の農地で被害をもたらす野生動物6種 + ヒトを高精度で検出

検出対象動物
検出対象動物(6種 + ヒト)

技術仕様

技術仕様
技術仕様

威嚇・防除機能

威嚇・防除システム
3チャンネル独立制御の威嚇システム

馴化(慣れ)対策

野生動物は同じ音に慣れると威嚇効果が低下します。S.A.Vでは以下の対策を実施:

  • 音源の定期更新: OTAで新しい威嚇音を配信し、馴化を防止
  • 動物種別の音声選択: 対象動物に応じた効果的な音源を自動選択
  • ランダム再生: 複数パターンからランダムに再生し単調さを回避

センサーシステム

デュアルセンサー構成

センサー種別特徴
PIRセンサー(有線)低遅延・高信頼性
TWELITE無線センサー広範囲・省電力

TWELITE無線センサーの特長

  • 最大1kmの通信距離
  • 電池駆動で設置自由度が高い
  • 複数センサーの同時運用対応
  • センサーごとの電池残量監視(アルカリ乾電池対応)
  • PIRカスタムアプリ対応

夜間撮影対応

赤外線LED自動制御

  • 暗所検知時に自動点灯
  • 撮影完了後に自動消灯
  • 省電力設計

本体バッテリー監視

推奨バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)

項目仕様
電圧12.8V(4セル直列)
容量50Ah(標準)
サイクル寿命4000回以上(80%DOD)
動作温度-20℃〜60℃

LiFePO4の特長:

  • 高い安全性(熱暴走しにくい安定した化学構成)
  • 長寿命(鉛蓄電池の約10倍)
  • 軽量(同容量の鉛蓄電池比で約1/3)
  • 屋外設置に適した広い動作温度範囲

INA226iso 高精度電流センサー

測定項目仕様
電圧0〜36V
電流±3.2A
電力リアルタイム計算
SOC推定電圧ベース + クーロンカウント

※ SOC(State of Charge)= バッテリー残量(0〜100%)

  • 充電/放電状態の自動判定
  • SOCと電圧の両方をチェックし、より悪い状態を警告
  • 低電圧警告・危険アラート
  • ソーラーパネル運用に最適

クラウド連携機能

Web管理ダッシュボード

機能説明
リアルタイム監視デバイス状態・検知履歴の確認
統計表示日別・週別・動物別の検出グラフ
画像閲覧検知時の撮影画像をクラウド保存
メール通知検知時の自動アラート送信
リモートコマンドテスト撮影・音量調整・再起動

リモートコマンド一覧

コマンド機能
camera_testテスト撮影・画像確認
set_volumeスピーカー音量調整
defense_test威嚇装置テスト
get_status詳細ステータス取得
reboot遠隔再起動
system_updateOTA更新を即時実行

OTAアップデート(遠隔更新)

OTAアップデート機能
OTAアップデート機能

システム自動復旧機能

高信頼性を実現する4層の自動復旧

屋外設置で起こりうるトラブルに対し、人手を介さず自動復旧する機能を搭載。

障害種別対策復旧時間
カーネルパニックハードウェアWatchdog15秒で自動再起動
LTE通信途絶QMI接続監視・自動再接続最大3分で復旧
メインサービス停止5分毎のサービス監視自動再起動
メモリリーク等毎朝4時の定期再起動予防的メンテナンス

ハードウェアWatchdogの仕組み

  • Raspberry Pi 5内蔵のBCM2835 Watchdogを活用
  • 15秒間応答がなければ強制再起動
  • カーネルパニック・フリーズからも確実に復帰
  • 電源さえあれば無人運用可能

システムアーキテクチャ

システムアーキテクチャ
システムアーキテクチャ

導入メリット

1. 高精度な検出と誤検知防止

  • 5段階AI検証による多層チェック
  • MegaDetector V6による背景誤検知除去
  • SpeciesNetによる種確認

2. 自動化による省力化

  • 24時間365日の無人監視
  • 手動パトロールの大幅削減
  • 人件費の削減

3. 安全性の確保

  • 人間検出時の威嚇自動停止
  • 時間帯制限による近隣配慮
  • 閾値調整による誤動作防止

4. データ蓄積・分析

  • 出没傾向の可視化
  • 効果検証のためのログ蓄積
  • 統計レポート機能

5. 低コスト運用

  • 深夜帯OTAによる通信費削減(約75%オフ)
  • クラウドベースで保守性向上
  • ソーラー+バッテリー対応で電気代削減

6. 高い拡張性

  • 複数デバイスの一元管理
  • ユーザーごとの設定カスタマイズ
  • TWELITE無線センサーによる広範囲監視
  • OTAによるリモートアップデート(65ファイル対応)

7. 高い信頼性

  • ハードウェアWatchdogによるカーネルパニック対策
  • LTE通信途絶時の自動復旧(最大3分)
  • サービス監視による自動再起動
  • 電源さえあれば無人で長期運用可能

お問い合わせ

製品に関するお問い合わせ、デモのご依頼は下記までご連絡ください。

Smart Agri Vision


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記載の処理速度は実測に基づく参考値です。環境により異なる場合があります。
最終更新: 2026年2月